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■ とりあえずシミュレーション

ISE Simulator編

■はじめに

ISE WebPACK 8.2iをインストールしたら、とりあえず動作させてみましょう。ISE WebPACK 8.2iはISESimulator という機能があり、簡単にシミュレーションが可能です。

小規模のVHDLの文法の勉強程度であれば十分な内容を持っています。

今回はこれ以上ないぐらいの簡単なプロジェクトで動作させます。

・回路

    

入力した信号をそのまま出力するだけの回路です。


■ISEの起動

ISEを起動すると以前作業していたプロジェクトを開きます。

CloseProject するか、初めての場合には No Project is open の表示となります。

■新規プロジェクト

[File]->[New Project]で新規にプロジェクトをつくります。

New Project Wizard が立ち上がります。


■New Project Wizard

・デバイスの選択

今回はシミュレートだけなのでデバイスは何でもOKです。

とりあえず SPARTAN-3E Starter Kit にあるデバイスとします。

今回は以下のように設定しました。

Family :Spartan3E
Device:XC3S500E
Package:FG320

SynthesisTool : XST (VHDL/Verilog)
Simulator : ISE simulator

・ソースファイル作成

[New Source]をクリックしてソースファイルを新規作成します。

・ファイル名とソースタイプの設定

ファイル名とソースタイプの設定をします。

ここでは top.vhdというファイルをつくります。

左のソースタイプで [VHDL Module]を選択します。この状態でFileName 欄に

top

と入力します。

・モジュールの定義

入出力端子の定義を行います。後からソースの状態でも変更できますが、今回は簡単な回路なのでここで入力します。

xtal_in in

test_out out

と入力して[Next > ]をクリックします。

確認画面がでます。問題なければ [Finish]

やり直しをする場合には [< Back]をクリックします。

確認画面がでます。

[Next >] をクリックします。

今回は top.vhd のみなので [Next >] をクリックします。

確認がでますので、 [Finish] をクリックします。

もとの画面に戻りました。

Souces の欄に top が登録されています。(赤矢印のところ)

この topをダブルクリックすると ソースを編集できます。

ウィザードによりアウトラインはできているので、中身を記述するだけで完成します。

今回は

begin の次の行に

test_out <= xtal_in;

を書くのみです。

Souces の xc3s500e-4fg320 をダブルクリックするとプロパティが出てきます。

今回使う Simulator は ISE Simulator(VHDL/Verilog)です。

そのような設定となっているでしょうか?


■テスト用のソースファイルを作成する

Soucesの欄を右クリックするとメニューがでてきます。このなかで New Source を選択します。

再び New Source Wizard が現れます。

ここでは Test Bench WaveForm を選択します。

File name は

top_tbw とします。

どのソースファイルのファイルかをたずねてきます。

top しかありませんので、 [Next >]をクリックします。

確認画面になります。 [Finish] をクリック。


まずは タイミングとクロックの設定になります。

今回は設定を変更せずに [Finish]をクリックします。

右側にタイミングダイアグラムが現れます。

このタイミングダイアグラムの

信号には入力信号と出力信号、入出力信号があります。

入力信号は クロックとその他の信号に分類できます。

今回入力信号は xtal_in のみ。これはクロックなので編集できません。

入力信号を操作できるとシミュレーションらしいのですが、ありませんのでこのまま Save します。

[ModelSIMでシミュレーションする場合はこちらへ]

Souces 欄の Souces for: のコンボボックスを Behavioral Simulation にします。

top_tbw(top_tbw.tbw)が見えます。

Processes 欄の Xilinx ISE Simulator を展開します。

ここで Simulato Behavioral Model を右クリックして Run を選択します。

セーブするかの確認ダイアログがでます。 [Yes]をクリックします。

しばらく計算した後に背景がグレーのシミュレーション結果が画面に表示されます。

今回は xtal_in の入力が そのまま test_outに出力されるのが見えます。

(正確にはやや遅れて出力されます)

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